3/3「LA-PPISCH〜25周年のその1」CLUB CITTA'

レピッシュ、進化してたよ。すげい。

今回のライブは、MAGUMIさん(Vo./トランペット) @magumi1963 ×恭一さん(G.)×tatsu君(B.)のオリジナル・メンバーに、おなじみの矢野一成さん(Dr.) @yanokazunari 、増井朗人さん(トロンボーン/Per.) @Masstar1963 、さらに初参加の奥野真哉さん(Key.) @shinyaokuno という6人編成でした。

3月3日は上田現さんの誕生日(生きてたら51歳)ってことで、本編はまるまる現ちゃん曲。レアなセットリスト。メンバーから現ちゃんへのバースディ・プレゼントみたいだった。現ちゃんからの宝物を、皆で大事にしてる感じがした。で、現ちゃん本人はいなかったけど、ちゃんとメンバー紹介されてて。すごく愛ある誕生日ライブでした。

で、その曲が前述の6人でしか出せない音にちゃんと進化してた。びっくりした。かっちょよかった。感動した。決してノスタルジーじゃない音、パフォーマンスだったと思う。すげえなバンドって生きものは。

レピッシュ、昨夜のライブのために毎日8時間のリハを続けてきたんだそう。その気合い、ステージに昇華していた。

本編もみっしりだったし、ありえないほどたっぷりのアンコール(1回目7曲、2回目2曲)だったのに、客電がついても、ずーっとお客さんの拍手が鳴りやまなかった。立ち去りがたいような、なにかがあった。

チッタでレピッシュといえば。MAGUMIさんがダイブして、お客さんにリレーで運ばれ、一番後の壁にタッチ、ターンしてステージに戻る…というのが恒例なのですが、ゆうべも無事に成功してました。フロアの真ん中辺りのお客さま、お疲れさまでした!上から見てたら壮観だった。あれ、ファンの愛だね。

フロントのふたりや、増井さんは相変わらずの暴れん坊でした。私より年上なのに、すごいよなあ。なかでもMAGUMIさんが、声も変わらず、体型変わらず、激しい動きも変わらず、下ネタも変わらずで、そのブレのなさにうなった。

チッタのフロアは、人でいっぱいでした。雪好さんが抜けて、現ちゃんが抜けて。それでもライブを続けてた頃。ホームのチッタでライブをしても、入りがさみしかったのも見てるので感慨深かった。

レピッシュ、楽曲が古くなってないのもうれしかったな。んで、あいかわらずの、あのミクスチャーな感じ。自分が好きな要素てんこ盛りで、たまらなかった。

レピッシュって、25年もやってきて。メンバーの変遷もあって。活動休んだ期間もあって。でも、ゆうべみたいな、あざやかなライブを見せつけられたら、やっぱ観てかなきゃなあって思っちゃうよなあ。

あとMAGUMIさんと恭一さんは、中学時代からの友だちで。30年越しのつきあい。なんか、すごい奇跡的な関係性だなあとも、改めて思った。

今回のレピッシュ、現ちゃん曲メインということで、キーボードは不可欠。しかも、ひとすじ縄ではいかないような楽曲ばかり。それを引き受けた奥野真哉さん @shinyaokuno 、リスペクト。男気ほれる。音もかっちょよかった。あと奥野さんが「レピッシュコピーバンドやる」って言ってて笑った。

レピッシュで、tatsu君のベース聴くのひさびさだった。もう、ほんと、いい音で、ぶっとくて。しびれたなあ。tatsu君がいろんなとこで活動して蓄えたものが、またバンドに還元されてく感じだった。

ゆうべのレピッシュで、印象的だったMAGUMIさんのMC→「(年取ってもレピッシュを)点滴打ってもやるから。ま、そん時はアコースティックライブかもしれないけど(笑)」「(現ちゃんの)あのキャラクターを愛し続けてやってください。さみしがりやだと思うから」

メンバーの、現ちゃんに関して、いさぎよくて、愛ある引き受け方。『カーネーション』のオノマチさんラスト回での、「相手が死んだだけで なーんもなくさへん」「ウチは宝抱えて生きていくよって」って、糸子のセリフが重なった。←ドラマ脳ですんませんw

レピッシュ、25周年ってことで、春以降、いろいろ動きがあるみたい。先の楽しみが、また、ひとつ増えた。いまのとこアナウンスされてるのは、「ARABAKI ROCK FEST」。
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終演後、tatsu君と増井さんにさくっと挨拶して、帰路に着いた。レピッシュのおかげで、ひさびさの人にもたくさん会えた。ありがとね。

追伸
ゆうべは体力に自信なくて、2階から見ていた。で、うわあ、昔の私、よくこんな激しいバンド、最前でがんばって見てたよな!とか思ったりしてた。もう、さすがに無理だなあ(笑)。