1/6 THE BACK HORN 武道館

THE BACK HORN、4年半ぶり、2度目の武道館。

2時間ちょっとが、ほんと、あっという間に感じた。

一瞬、一瞬が熱くて、愛しくて、せつなくて。この時間が永遠に続けばいいのにと思った。

ツアーファイナルだからの熱や、武道館でしかできない演出や、たくさんの思いが相まって、あの空間が時間が生まれてたと思う。

あの場にいることができて、本当に幸せだなあと思う。何度か泣きそうになって、とどめにラストのツアー各地の写真の映写で、またぶあっときた。武道館に来られない人の分の思いも、バックホーンはツアーで受け取って、あの場に立ってたんだろうなあ。

武道館って大バコでしかできない演出が、そこかしこに散りばめられていて。それも楽しかった。あと音楽と照明のマッチングが、いつにも増してすばらしかった。気持ちあがった。

武道館だから、ふだんのライブハウスよりは、ずーっとメンバーは遠い。物理的に。でも歌も演奏も、ちゃんと私のそばに来てくれてるように思えた。ぐぐーっと、まっすぐに気持ちを射られたような、不思議な感覚。

前の武道館の時より、バンドがふくらんだというか、幅が広がった気がした。

私が、THE BACK HORNが好きなのは、一面的じゃないところ。
激しかったり、やさしかったり。
明るかったり、暗かったり。
かたかったり、やわらかかったり。
キレイだったり、汚れていたり。
軽やかだったり、ヘビーだったり。
いろんなことがむき出しに組み合わされてて。まるでプリズムみたいだなあと思う。

THE BACK HORN、自分にとっては、ほんとスペシャルな存在で。たくさんバンドがある中、彼らの音楽に出会えてよかったなあと、心の底から思う。今年の初ライブも、彼らでよかった。

とか今夜のバックホーンのことを思い出しながら書いてて、また、ちょっと泣きそうな気持ちになってる。幸せ過ぎて、通り越して、悲しいような、そんな気持ち。あと、ずーっと楽しみにしていた日が終わってしまった、寂寥感。

でも終わりは、始まりで。また次に新しいバックホーンに会えるかと思うと、また楽しみだ。彼らは、見る度に進化してるから。

そして、今回のツアーのライブCDと、武道館のDVDが出る!という、うれしいニュースが。自分が行ったライブの曲も、行けなかったライブの曲も、どっちも楽しみだな。
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