舞台『バブー・オブ・ザ・ベイビー』

舞台『バブー・オブ・ザ・ベイビー』、何も考えずに楽しめた!

『バブー・オブ・ザ・ベイビー』は、2009年に放送された隠れた名作ドラマ『子育てプレイ』(残念ながら東京では放送されず・涙)のメンバーが再び集結した作品で。まさか4年経って、こういう舞台があるとは!って感じでうれしかった。んでチームワークがいいのはもちろん、そこに甘えず、ちゃんと真剣勝負な作品だったのもまたよかった。

メンバーは、田中圭君、福士誠治君、大口兼悟君、田口浩正さん、池田鉄洋さん。ひとり何役もやるんだけど、どの役もキャラが立ってた。とくに若い田中君、福士君、大口君が初役的な意外な役柄に挑戦してたの、よかったなー。

場面転換&早替えが多々あるのですが、そこは映像をうまく使ってカバーしてたし、映像もちゃんと楽しみのひとつになってた。手がけたのは、上田大樹さんって方。こないだのケラさん版の『祈りと怪物』でも、印象的な映像作ってた人だ。

舞台『バブー・オブ・ザ・ベイビー』の作・演出は、池田鉄洋さん。これが初のプロデュース公演の脚本と演出だそう。へえ。歌舞伎町に突如ゾンビが発生したら…というコメディなんですが、バラバラに思えてたシーンが、最後につながっていくのカタルシスありました。あと笑いの匙加減、品があったなあ。

舞台『バブー・オブ・ザ・ベイビー』しつこいけど、ほんと楽しかったなあ。あんな田中圭君やこんな田中圭君が見られるなんて。至福!眼福!他の役者さんも魅力的だったし、お話も好みだったし、もうちっと余裕がある時だったら、たぶん通いまくっただろうなあ。ま、今回、自重しましたけど(笑)。でもリピりたかったなあ。うん。

田中圭君、池鉄さん、福士君がメイド喫茶のメイドになるシーンがあるんだけど、3人とも足がキレイだった。んで、メイドな田中圭君が超かわいかった!登場時にきゃりーぱみゅぱみゅを歌い踊るんだけど、そこでちょっとはにかみが見えるところも含めて。

ドラマ『子育てプレイ』に続いて、赤ちゃんがカギになってるのも、ちょっとうれしかったな。

ゾンビの行動、「愛」「好意」がカギになってるのが、よかったな。あり得ないお話なのに、どこかウェルメイドなのは、そういう部分にもあったかと。

田口さんのシーンで、しんみり、じんわり終わると思いきや、まさかの大口君が大ネタ!すごいウケてた。大口君の舞台は何度か見てるけど、こんな笑われてる大口君、初めて見たよ。