映画『ガッチャマン』

(公開前なので、大きなネタばれはないつもり)

完成披露試写会に当選したお友だちに同行させてもらって、ひと足先に映画『ガッチャマン』見てきました(お友だち、ありがとう!)。

アニメ『科学忍者隊ガッチャマン』はリアルタイムで、しかも超はまって見てた口で。だから映画『ガッチャマン』を見るのは、楽しみなのと同時に不安でもあった。だって、あの原作を立体化するって、すごく大変だと思うから。でも、ちゃんと2013年だから出来る映画になってて、楽しめた。

字面でいうと、『科学忍者隊ガッチャマン』から、『GATCHAMAN』にジャンプした感じ。いい意味で。当時のアニメを懐かしいまま実写化するんじゃなく、2013年だから描けるヒーロー像を作ろうって気迫を感じた。だからいろいろ原作から変わってるけど、アニメとは別なものとして楽しめた。んで同時に原作のリスペクトもちゃんと感じられましたよ。

CGすごかった!ほんと、めくりめく感じ。日本のヒーローものでも、ここまで出来るんだなあとうれしくなった。とくに最初の市街戦、見慣れた場所があんなことになって、びっくりした。

あ、タツノコプロ好きならニヤリ、のワンシーンがあった。緊迫感の中での、ちょっとしたお遊び。

桃李君演じるケンと、綾野剛君演じるジョーの複雑で微妙な関係。関係性萌えの私には、ちょっとたまらんものがありました。ふたりのシーンはどれもよかったし、共闘シーンは燃えた。あとキャラ的にはやはりジョーおいしいな、と。綾野君、ズルいぜ。

でも5人でのチーム感はもっと描いて欲しかったかなあ。割と個々に活動する感じだったので。もしくは、バラバラだった5人が、もっとチームになる過程を描くとかかなあ。その辺りはなんかもの足りない気がしました。

綾野剛君のこども時代役の子が、すごーく綾野君っぽかった。よく、あんな子見つけたよなあレベル。

ジンペイ役の濱田龍臣君が、かなりジンペイだったよ!

実写化にあたって、いちばん難しいだろうなあと思ってたベルクカッツェ。ふぇー!そんな手でくるかあ!!とびっくりした。でも、あの作品世界には合ったベルクカッツェだったと思う。

映画『ガッチャマン』、エンディングのクレジットが終わっても、すぐ席を立たない方がよいよ。

一緒に行ったお友だちが、スタントのクレジットに伊藤慎さんの名前を発見。ぴぎゃあ(いちばん好きなスーアクさんは伊藤さんなので)。どのシーンが伊藤さんだったのかなあ。気になる、気になる。

クレジットといえば、衣装担当が伊賀大介さんで驚いた。ほんと守備範囲、広いなあ。

映画『ガッチャマン』完成披露試写会、会場大きいし(4,000人!)、俳優さんが高いタワーから飛び降りる生ワイヤーアクションでの登場ありで、とても華やかな感じでした。俳優さん同士、仲よさそうなのもよかったな。

挨拶の中で印象に残ってるのが、スーツについて。自分ひとりでは着ることができない。着るのも、脱ぐのも、約15分かかる。計30分。ゆえにトイレに行くと、30分、現場を止めることになる。だからトイレに行く時は、みんなでタイミング合わせたり、気をつかったとか。

佐藤東弥監督のお話がおもろくて、もっと聞いていたかったな。どこかで監督のトークショーやったらいいのに。そして終演後、ロビーで佐藤監督と記念写真撮る人だかりが出来てて、びっくりした(ヘタレで声かけられず…)。

あ、綾野剛君、ひげっ子でした。何撮ってんのかなあ、いま。