『唐版 滝の白糸』(1回目)

マイ初日でした。今日がいちばん前の席(3列目)なので、とにかく窪田君のアリダ、ロックオンでガン見してきました。なに、あのかわいい生命体!!!自分のセリフがない時の、目や表情もとても雄弁だったなあ。いやあ、窪田君と蜷川さんの初タッグが、この作品でホントよかった。

とにかく情報をシャットダウンしてたので、1幕もので、上演時間も短くて、びっくりした。私が見た蜷川さんの舞台で、1番短かったかも。でも唐さん×蜷川さん×役者さんが作り出す空気感は濃密で、みっしりしてた。クライマックスもわかってても、やはりびっくりしたし、見とれた。

平幹二朗さんの銀メガネは、さすがだった。あの、うさん臭さ、ずるさ。大空祐飛さんは初めて拝見したけど、お甲、キリリと美しかった。とりわけ太夫姿が。つまみ枝豆さんと井手らっきょさんは、出てくるだけでズルい。マメ山田さん始め小人プロレスの方々のキュートさとせつなさ。羊水屋の鳥山昌克さんって方が、すごいインパクトあった。

窪田アリダの、あの着ざらした感じのTシャツとパーカーが欲しい(真顔)。

もし私がもっと大人だったら。1975年に大映撮影所で上演された「お甲:李礼仙さん、アリダ:沢田研二さん、銀メガネ:伊藤雄之助さん」という組合せ、見たかったな。ジュリーのアリダって、どうだったんだろう。李さんのお甲や雄之助さんの銀メガネも、さぞやすごかったろうな。