10/19 WE-LOW HOUSE+「WE-LOW LIVE 百々和宏(from MO’SOME TONEBENDER)」

名古屋でモーサム百々さんのソロライブを見ました。

あいちトリエンナーレの一環で、奈良美智さんたちのTHE WE-LOWSの企画でした。

THE WE-LOWSは、倉庫を自分たちで改装して、コシバ食堂+ギャラリー=WE-LOW HOUSEを運営してるのです。

WE-LOW HOUSEでは、トリエンナーレ期間中、ライブが行われていて。いままでにoutside yoshino (吉野寿 from eastern youth)、遠藤ミチロウさん、YOKさんのライブが。そしてラストが、私が行った百々和宏さん(from MO’SOME TONEBENDER)でした。

写真はWE-LOW HOUSE入り口の奈良さんの絵と、THE WE-LOWSのフラッグ。もう、このお出迎え感だけでもアガった。
(ここだけ撮影OKで、中の撮影はNG)

WE-LOW HOUSE、とてもステキな場所でした。絶妙な手作り感と、美術家さんたちならのではのセンス。牛乳箱が、あんなステキな壁になるなんて。壁やあちこにち置かれてるもの、1個、1個に愛があったなあ。百々さんが、ライブのMCで「ステキな掘っ立て小屋ですね」と冗談半分で言ってたけど、言い得て妙でした。

ギャラリーでは、「WE-LOW collection展〜Hせんせいの部屋から〜」と題して、WE-LOWメンバーが大学時代にお世話になったH先生所蔵の作品が展示されてました。これが、すごくよかった。H先生の選球眼、さすが。ある美意識に貫かれてる感じ。名前を知らない作家さんの作品も、全部よかった。個人的には、加藤美佳さん、杉戸洋さんの作品がうれしかった。そして、奈良さんの大きな作品も見られるなんて。

コシバ食堂も、居心地よかった。ライブ前に、街を散策してる途中で、お茶したのですが、ハニーレモンソーダがすごくおいしかった。ホッとする味わい。おなかいっぱいだったので、カレーが食べられず、それだけが心残り。

さて、WE-LOWライブは、往復ハガキで応募するアナログな方式で。当選チケット(返信ハガキ)は、奈良さんの直筆でした。うれしい。んで、運、使った気がする(笑)。

開場前に、はりきって並びに来たら、1番だった。てへ(>_<)!せっかくなので最前に陣取らせていただきました(でもはじっこだけど)。座布団席なので、百々さんを見上げる感じ。座ったら、百々さんが「そこ見えにくいでしょ」と、わざわざ譜面台の高さを下げてくれた。やさしさに感激。

そして、百々さんのWE-LOWライブ、ほんと楽しかった!!!

百々ソロのオリジナル曲やテープエコーズ曲の他に、カバー曲も多数。ジョニー・サンダースとか、あの超有名曲に百々さんが日本語詞をつけた「鼻血ブー」(これ大好き)とか、中島みゆきさんの「悪女」とか。

奈良さんと百々さんがルースターズ好きつながりってことで、百々さん+奈良さん+森北さんで「GIRL FRIEND」と「恋をしようよ」を歌った!アンコールでは「テキーラ」も!

百々さんがアンジー好きだとは、私は初耳で。とくに暗い曲が好きだそうで。歌詞を書く時に影響受けてるって言って、1曲、アンジーのカバーを演奏した。

前日、百々さんがツイッターで「イイコト考えた。明日のWE-LOW HOUSEへお越しの方は鈴とかカスタネットとか何でもいいので鳴りモノを持って来るように。100円ショップで買えるヤツで可。リズム隊は貴方。」と呼びかけて、お客さんが参加した曲が2曲あった。奈良さんも、森北さんとジャンベ叩いてた。私はこのツイート見逃してたので、手ぶらだったので手拍子で参加。それでも楽しかった。また、みんながなかなかうまくて。百々さんが「レコーディングあったら、みんなを呼ぶから」と冗談言ってくれる位、息が合ってた。

奈良さんも、百々さんも、終始、楽しそうでリラックスしたライブだった。お酒のおかわり休憩や、トイレ休憩がちょいちょいあって。その度に奈良さんがトークでつなぐ感じになってた。ふたりが揃ってたから、あんな空気感のライブだったんだろうなあ。

奈良さん、百々さん、THE WE-LOWSの皆さん、ステキな夜をありがとう。

こういう楽しいライブの時は(前夜のバックホーンもだ)、もっと私の脳内HDの性能がよかったらなあと強く思う。気持ちはちゃんと残ってるだけど、細部は忘れていくよ…。そのまま覚えていたいのに。