6/6 EGO-WRAPPIN' live tour "steal a person's heart

EGO-WRAPPIN'を、渋谷のさくらホールで見ました。なにげに初さくらホール。内装がシックに茶系でまとめられていて、大きさもほどよくて、いい感じの会場でした。

今夜のライブは、この春リリースされたアルバム『steal a person's heart』の発売ツアーの一環でした。よっちゃんがMCで“レア・ラッピン”とか“アダルト・ラッピン”と言ってたけど、編成もいつもと違って、特別な夜でした。

今夜のエゴは中納良恵(Vo,P)、森雅樹(G)のふたりに、菅沼雄太(Dr)、真船勝博(B)、大野由美子(ムーグ)がベーシックで。曲に合わせて、徳澤青弦カルテット、松村忠司(テック,Per,Dr)、武島聡(sax,flute)、清水一登ビブラフォン)が加わるという豪華さでした。

アルバムと同じく森君がドラム叩いたり。よっちゃんがグランドピアノだったり。最小限の楽器でアコースティックな表情見せたり。かと思えば徳澤青弦カルテット(バイオリン×2、ビオラ、チェロ)を迎えて、厚みのある音を響かせたり。清水一登さんのビブラフォンを加え、艶のある音で演奏したり。

今夜のEGO-WRAPPIN'、ものすごく自由自在だった。曲によって編成が変わるから、その分、構成がとても複雑だったけど、それがとてもスムーズで、ごくごく自然なことで。いま思い返しても、豊かな、贅沢な時間をプレゼントしてもらったなあと思う。ギューッと濃縮されたような夜だった。

あと、やっぱり、よっちゃんの歌な!タフだけど、やわらかくて、ググッーと胸にせまってくる。

『steal a person's heart』の曲ももちろんよかったけど、17年前に初めて作ったという曲もよかった。そっか、私、“初めて”が色あせないバンドが好きなんだなあと気づいた。

『くちばしにチェリー』のキラーチューンっぷり。間違いない。

清水一登さんのビブラフォンとの「色彩のブルース」、聴いたことのないような「色彩のブルース」だった。いままで何度、ライブで聴いたかわかんない曲なのに、今夜また新しい一面が見えたよ。

EGO-WRAPPIN'、ストリングス入りの「a love song」も、めちゃよかったなあ。

古い知り合いのまっちゃん @katy623 が、森ラッピンのギターのテックをしつつ、時折、パーカッションやドラムとして参加してて、びっくり。でもアルバム『steal a person's heart』がパーソナルなものだったことと、地続きなんだろうなあ。まっちゃん、おつかれさま!

EGO-WRAPPIN'のアルバム『steal a person's heart』を巡る、このインタビューよかった。3.11以降についてのふたりの思いも語られている。
http://www.cdjournal.com/main/cdjpush/ego-wrappin/1000000842&client=ms-kddi-gws-jp&source=sg&q=EGO-WRAPPIN