10/31THE BACK HORN「ANOTHER WORLD EXPRESSツアー」ZEPP TOKYO

結成15周年を迎えたTHE BACK HORNの「ANOTHER WORLD EXPRESSツアー」。ファイナルは、ZEPP TOKYOでした。

ステージも、客席も、激アツ。とてもファイナルらしい、ファイナルでした。大満足。燃え尽きた。

ということで、ネタばれも書きますよー。

ツアー最終日ということで、ちょっとがんばって、最前ブロックの後のすみっこで、モッシュに巻き込まれないようにしつつ、見ました。ライブっ子としては、やはりこういう位置の方が燃える。

さて、今回のツアーは、こないだ出たシングル「バトルイマ」とB面集が柱になってて。ふだん、ライブではやらないような曲もあって、聴きどころが盛りだくさんでした。いつもと違う面がのぞけるのもよかった。

そして、セットリストがすごくよかった。起承転結というか、よい流れがあって。ライブ自体がひとつの物語みたいだった。

んで、本編のラストに新曲の「バトルイマ」があるのが好きでした。映画のエンディング・テーマみたいな位置にあるなあと思えた。ライブを最後にピシッと締める感じ。彼らの今のテーマ曲が、「バトルイマ」なんだろうなあ。

今回のツアーでは、ボーカルの将司君が何曲かギターを弾いてた。バンドの幅が広がったし、自由度も高めていたと思う。

将司君の振り絞るような歌は、胸の深いところに突き刺さるようだ。

THE BACK HORNの曲は、人のダークな部分も描いてるんだけど、聴く側の心の膿をしぼり出してくれるようだ。

そして、どの曲にも、ちゃんと光や希望があるのが好きだ。いつも、私のココロの背中を、押してくれる。

「カラビンカ」の、演奏のうねりとカオス感すごかった。

水芭蕉」→「夢の花」→「クリオネ」の流れ、泣けた。とくに「水芭蕉」にググッときた。

「涙がこぼれたら」の、光舟君のベースがすげーかっちょよかった。しびれた。

前も書いたけど、光舟君のベースと栄純君のギターは、ほんとに相性がいいと思う。ふたりの響きが合わさると、なにか魔法が起きる。まさに共鳴。

「刃」の時、将司君が栄純君に乗ろうとして乗り切れず、結果、光舟君に肩車されてた。いやあ、ああいうのアガるね(ケガとか心配だけど)。

光舟君が描いた、緻密なタッチのフクロウの絵のバックドロップ、やっぱり好きだ。照明の色ごとに印象が変わって、すごく照明映えする。絵をひっくり返すと、手になるのもいい。グッズ買い損ねたのを、後悔してる。

そして、ライブ後半のMCで、マツ君から2年ぶりに「マニアック・ヘブン」(ふだん演奏しない曲をやるライブ、展示とかドリンクも楽しい)が開催されることが発表されました。12月23日とのこと。これはうれしいニュース。
http://maniacheaven.com/

15周年を祝って、スタッフさんがメンバーひとりひとりに、トロフィーをプレゼントしてくれたそうで。その透明で小ぶりなトロフィーがステージのアンプの上に飾ってあって、胸アツでした。

THE BACK HORN、結成15周年おめでとう。

15年経って、経験値とスキルを上げつつ、あの初期衝動、薄れてない感じ、すごいことだと思う。音楽に対して、熱くて、すれてなくて。そんな、THE BACK HORNが大好きだ。

どの瞬間も、4人は全力で。そんなTHE BACK HORNから、私は目が離せない。

今回のツアー10本中3本、見られたけど、ほんと幸せでした。行けてよかった。これからも追っかけますよ。

異国の空
赤い靴
サニー
ハッピーエンドに憧れて
生命線
白い日記帳
カラビンカ
水芭蕉
夢の花
クリオネ
雨に打たれて風に吹かれて
真夜中のライオン
ブラックホールバースデイ
コバルトブルー
バトルイマ
en.1
舞い上がれ
涙がこぼれたら
光の結晶
en.2

曲順ちょっと自信ないけど書いておきます(自分のため)。